Amazonのkindleで三巻まで無料だったので読んでみました。
最初は1巻だけ無料で、何か月か待っていたら2巻と3巻も無料になりました。
Amazonはそういう事多いですね。
全11巻(11巻目は番外編)です。
アイスダンスのお話ですが、過去の殺人事件、誘拐事件が絡んできてミステリーでもあります。
表紙の主人公みちるが子供の頃に失踪したことがあり、戻ってきた時には記憶が無くなっていて、いったい何があったのか?と言う話です。
みちるの失踪時の出来事は、ずっとはっきり書かずに匂わせるだけで、読みながら「性犯罪が絡んでたらいやだな」と思っていましたが、3巻で確定しましたね。
シリアスな話だと思うんだけど、笑いの要素が多い(多すぎるくらい)ので、深刻にならずテンポよく読めます。
主人公のみちるの他に、幼なじみの礼音と、アイスダンスのパートナーの晶、この三人がメインでストーリーが展開していきます。
礼音の視点からストーリがはじまるので、礼音を応援しながら読んでますが、礼音が好きだから応援してるだけで、みちるにはあまり魅力を感じません。
過去の出来事もあり、つかみどころのないキャラクターなんですよね。
過去が明らかになる4巻以降は印象が違うかもしれませんけど。
みちると礼音のラブストーリーなので、アイスダンスのパートナーの晶さんは完全に当て馬でかわいそうなんだけど、26歳が18歳に手を出すのはどうかと思う。
笑いの要素のほとんどを引き受けてくれる(イケメンなのに…)、憎めないいいキャラクターで好きですけどね。
アイスダンスがテーマなだけあって、アイスダンスシーンはとっても美しいです。
けど、この漫画のイケメンの絵柄があんまり好きではありません。
顔が細くて、顎がとがっていて、その癖目が大きいので、気持ち悪く感じます。
女の子や、おじさんなど、イケメン以外はそんなふうには思わないんだけど、肝心のヒーローの礼音の顔が一番気持ち悪く感じます。
ダンスシーンや横顔など美しいんだけど、正面がちょっとね…。
それから、アイスダンスがテーマだけど、オリンピックで優勝とかそういう目標がある作品ではないです。
前述のミステリー要素もあるし、みちるが過去をどう乗り越えるかと言う事とフィギュアスケートが深くかかわっていく感じです。
礼音が振付を考え、晶とペアを組んで、どんな作品でどんな表現をするのかがメインな話だと思います。(4巻以降は優勝を目指したりするのかもしれないけど)
「実績のないペアは不利」「容姿が大事」など、作品内でも書かれてます。
フィギュアスケートは子供の頃好きだったんだけど、上手いと思った人の順位が低かったり、下手だと思った人の順位が高かったりと、採点がよく分からず、見ていてストレスがたまるので見なくなりましたね。
フィギュアスケートは純粋なスポーツではいので、作品作りに重きを置くストーリーの方がいいのかもしれませんね。
ハッピーエンドと言うネタバレはレビューを見て知ってますが、みちるたちがどんな作品を作たの機会があれば続きを読みたいです。