赤ちゃんの洗濯物って分けてますか?
私は生後一ヶ月くらいまでは洗濯物を分けていました。
理由は以下↓の二つです。
- 一般的に新生児の洗濯物は分けるものである。
- 息子は1000g以下で生まれた超低出生体重児なので何かあっては大変と、念には念を入れて「一年は分けた方がいいかな?」と考えていたから。
けれど、洗濯物を分けて毎日二回洗濯をするようになっただけで水道代が跳ね上がてしまったので、一ヶ月ほどで分けて洗う事を辞めました。
1000g以下で生まれた超低出生体重児の息子の洗濯物
超低出生体重児の息子がNICUを退院して、自宅で過ごすようになった時、洗濯物は大人のものと分けるようにしました。
けれど、一ヶ月か二ヶ月くらいたった頃に、インターホン がなり水道メーターの検針で水漏れが疑われていると教えてもらいました。
「子供が生まれて、洗濯を分けるようになったからですよ」と言って納得してもらい、軽く考えていましたが、検針票を見たら思った以上の金額(2倍!)に仰天!
早産でまだ3㎏もない息子の為に洗濯物をずっと分けるつもりでいましたが、水道代を見て早くも決意が揺れました…。
そして、次に病院に行ったときに洗濯物の事を聞いたら、あっさり、「いっしょに洗っていいですよ」と先生に言われたので、そのままいっしょに洗うようになりました。
この時に気になったのが、「分けて洗うようになんて言ってないよ」と言うようなことを先生がおっしゃった事です。
ええっ、赤ちゃんの洗濯物って分けなくていいの!?
本やネットにも書いてあるし、一般的に赤ちゃん、特に新生児の洗濯物は大人と一緒に洗わないものでしょ?
と、それまでは、”赤ちゃんの洗濯物は分ける”と信じて疑ってませんでした。
でも、確かに退院時に色々な説明や指導、注意があった中で洗濯物の事は何もなかったんですよね。
1500g以下の極低出生体重児で生まれた娘の洗濯物は?
うちの息子は1000g以下、4歳下の娘は1500g以下で生まれました。
息子も娘もNICUに数か月ほど入院していました。
2回目なのでNICUも、慣れたものでしたね。
退院してからの説明なんかも簡単に受けただけだけど、ほぼ知っている事でした。
その時に看護師さんにずっと気になっていた洗濯物の話を聞いてみました。
「別に洗濯物は分けなくていいですよ。病院では他の病棟の患者さんの服も一緒に洗ってますよ」
と、衝撃的なセリフ。
でも、「確かに!」と納得しました。
「病院ならちゃんとしてるはず」と思っていたけど、いちいち分けて洗濯していたら大変ですよね。
使う量も大量です。
それに、何より、分けて洗濯する理由があいまいです。
なんとなく、一般的にそうだから、と言う理由でしかありません。
その為に、2回洗濯するのは余計な手間だし、余計なお金もかかります。
でも、入院中に、病院では感染症対策は手間でもお金がかかっても徹底しているなと感じました。
洗濯物については必要があれば必ず分けると思います。
それをしないと言う事は、必要がないから余計な手間をかけないのでしょう。
でも私はやっぱり心配だったので、娘の洗濯物は念のため1ヶ月は別に洗いましたけどね。
NICUの洗濯物
NICUお世話になっている間は気にしてませんでしたが、入院患者の小ささに比べると、洗濯物がすごく多く出ていたと思います。
NICUにいる赤ちゃんって、だいたい保育器に入っています。
保育器にいる間は、オムツだけで服は何も着ていませんが、タオルや布が保育器の中に入れられてベットになっています。
タオルはちょっとでも汚れたり、時間になるとこまめに交換されます。
そして、NIUCの赤ちゃんも保育器から出ると服を着ることになります。
最初の服は、病院が用意してくれて、新生児用の50-60サイズより小さい40サイズのものでしたが、それでも服の方が大きくぶかぶかでした。
それから、保育器の外のコットと呼ばれるベットも、たくさんのタオルでいつもふかふかで、汚れたらすぐに取り換えるて貰える、清潔な環境です。
NICUの赤ちゃんって、
- オムツがちょうどいいサイズがなくて緩いから漏れる
- おむつ替えの時にちょうどオシッコする
- 飲んだばかりのミルクを吐く
と、よくベットや服を汚してました。
それに、
- 治療
- カンガルーケア
- 授乳
なんかでも、新しいタオルが使われていました。
だから、体の大きさに比べて大量のタオルや服が必要なんですよね。
私は、NICU内に汚れたタオルを置く場所もちゃんとあるし、漠然と、病院だからちゃんと処理してるんだろうと思ってました。
他の大人の患者さんとは別処理なのかなと。
でもよく考えたら、他の患者さんだって病気で免疫力が弱っていたりするはず。
新生児が大人の洗濯物と分けて洗わなければいけないなら、他の人の洗濯物と一緒に洗ってはいけない患者さんだってたくさんいるはずです。
感染症の対策は徹底されているので、通常の汚れものなら、洗濯後に感染することはないんだと思います。
それに、赤ちゃん同士なら一緒に洗濯して大丈夫なの?と言う疑問も…。
タオルや服などはNICUの赤ちゃん、みんな共通で使ってました。
病院内での洗濯方法
病院での洗濯方法はどうなっているんだろうと思って調べたら、↓こちらのサイトに書いてありました。
http://www.yoshida-pharm.com/2012/text03_02_02/
日本においてはリネンと器具類の熱水消毒の基本条件として80℃10分間が勧告されている
と言う事です。
ここは吉田製薬株式会社の運営する、医療関係者向けの院内感染の対策情報のサイトなので信用できそうです。
熱水消毒でほとんどの菌を殺せるらしいので、安心なんだけど…。
病院のランドリーで働いている人の話も読んで、ちょっと心理的には抵抗あるな…。
洗濯されたタオルなどはすごくキレイなんだけど、患者さんによっては汚してしまう人もいるらしいです。
赤ちゃんの”お漏らし”は可愛いものだけど、大人の物はちょっと…ね。
まあ、でもそんなタオルも熱水消毒できれいになるし、そのタオルを大量に使っていた息子も娘も今はとても元気にしているので、問題ないのでしょう。
新生児の洗濯物を分けなければいけない理由って?
病院の対応はともかく、家庭で赤ちゃんの洗濯物を分けるのって、どんな理由からなのか?
実は私はよくわかっていません。
一般的に分けるものだから、何となくと言うのが分けて洗っていた理由です。
菌や洗剤のせい?で、悪い影響があるのかも?
漠然とした不安があったので分けていただけです。
で、ちょっとネットで調べると、赤ちゃんの洗濯物をわける理由は、洗剤にあるらしいです。
刺激の強い洗剤を使うと、肌の弱い赤ちゃんには問題があると言うことです。
天然成分の赤ちゃん用の洗剤って売ってますものね。
でも、赤ちゃんってずっと大人に抱っこされています。
大人の服が肌に触れても大丈夫なのかな?とちょっと疑問です。
まあ、洗濯洗剤でのアレルギーなどの問題なら、直接着る服と大人の服に触れただけでは、症状の重さなど多少は違うと思いますけどね。
肌の強さは個人差があるので、問題が出る子はちょっとでもすぐに症状が出ます。
実際に、息子のときは赤ちゃん用の洗剤を使い洗濯物を分けていましたが、肌が弱く、よくかゆがっていて、今もかぶれやすいです。
娘は、洗濯物は分けていたけど大人と同じ洗剤でしたが、特にかゆがる様子はなく、今もトラブルなしです。
肌の強さは兄妹でも結構違いますよね。
そう考えると、もしかしたら肌が弱くアレルギーなどがあると大変だし、赤ちゃんと大人の洗濯物を最初のうちは分けるというのは意味がある事だったのかな?
アレルギーなど、肌荒れが必ずしも洗剤のせいとは限らないけれどね。
新生児がNICUから退院後の洗濯物の対応
私は、自分の経験などから、病院の洗濯物で問題ないなら、わざわざ気にして洗濯物を分ける必要はないと思われます。
けれど、やっぱり気になりますよね。
やはり一般的に言われている通り、
- 最初だけ分ける。
- 家族全員の洗剤を赤ちゃん用のものにして一緒に洗う。
と言うのがいいと思います。
“いつまで分けて洗うの?”
という質問に、“お母さんが気にならなければ一緒に洗ってOK”と言われている通り、目立つ問題がなければいいんだと思います。
病院から言わせると、最初から分けて洗う必要はないという感じなもかもしれませんけどね。
(“新生児の服を大人のものと分けて洗う”と言う発想はどこが元なんでしょうか?
洗剤やさんの策略?)
洗濯物を分けて洗った方がいい場合
- 肌が弱く、洗剤が気になる。
- 一緒に洗う洗濯物の汚れが酷い時。
- 心理的に一緒に洗いたくないもの。
- 胃腸炎などのウイルス性の移る病気の家族の服。
こういう場合は、新生児に限らず分けて洗ってます。
自分が胃腸炎になった場合がとっても大変なんですけどね。
まとめ
小さく生まれたからといって、必要以上に気を使わなくてもよかったのかな、と言うのが息子が大きくなって思う感想です。
でも、赤ちゃんは言葉で不快感を訴えることができないので、最初から、もしかしたら肌があれるかもと思って気を付けることも大事ですよね。
分けて洗わない場合も、ちょとした身体の変化にすぐに気づいてあげられるようにすることが大事だと思います。
結論、赤ちゃんの洗濯物は、気になるなら分けて洗う。気にならないなら一緒に洗う。赤ちゃんの変化を見逃さない。